IFEX2012に行ってきました②&オリーブ
2012年 10月 20日
会場入ってすぐのあたりには、今注目の そら植物園 のブースがありました

TVで見たことがありますが(情熱大陸でした)、兵庫県の植物卸しの花宇さんの5代目、
西畠清順さんが珍しい植物を探しに世界各国に行って、見たこともないような
へんてこりんな植物を採取して、すごく感激している様子を見て、
「うわぁー、すごい人がいるものだな」と思っていました。
六本木にある そら植物園 は事務所のようで、ぱっと行って見ることは
できないようでしたので、ここで見られてよかったです!

シンボルツリーの樹齢500年のオリーブの木がどーんと!
500年って、すごいですねー。
オリーブ好きの私としては かなり引き付けられてしまいました。
そして、オリーブの苗木屋さんも発見。
ほんの数年前はオリーブもただの観賞用で、どれもオリーブとしか言われて
いませんでしたが、最近は実を収穫したい方も増えてきました。
基本的にオリーブは別々の品種で2本植えないと、実が付きにくいので
実を付けたい方はちゃんと品種を確認しないといけなくなります。
ですので、ここ2,3年は様々な品種が売られるようになりました。
品種によっても、横広がりや上にすっと伸びるなど、株の姿も違ってきます。
ところが、こちらのカジムラファームさんは苗木をDNA検査して、
きちんと品種を特定して出荷してくれるのだそうです。これは安心ですよね。
今まで、交雑しやすいハーブなども、どこまで本当なのか不確か。と
食べるハーブに関しては、自分の手で栽培してきましたが。
うふふ。日本もだんだんこんな風に意識してくれるようになってきたんですね。
色々お話を伺ってみると、品種どうしにも、人間のように相性があるそうで
やはり相性の良い品種同士を合わせた方が実付きも全然違うそうです。
全然知りませんでした!何年もオリーブを育ててきましたが、
まだまだ、勉強が必要ですね。
質問ばかりの私にも嫌な顔一つせず、色々説明いただき、
おまけに資料をいっぱいいただきました。
来年はちょっと高くても、こちらのDNAオリーブ苗を仕入れてみようと思っています。
とっても、楽しみ。
良い苗を見つけたり、ちゃんと心をこめてお仕事されている方とお話しできると
ものすごくうれしくなります。
価格のことばかりで動いてしまうと、本当に良いものには出会えなくなってしまうと
私は思っています。心をこめてお仕事している人って、お話ししてみると分かります。
みなさん、すごく、熱く語ってる(笑)
売る買うだけの人って、ちょっとつまんないです。
オリーブ
モクセイ科・常緑高木
庭植えした場合は5mほどにもなるようですが、函館では残念ながら冬越しできません。
観葉植物の感覚で、鉢に植えて育てます。
品種は世界中に1000種類もあるそうですが、今、主に出回っているのは
イタリアやスペインの品種です。
基本的に、とても丈夫で育てやすいのですが、函館では冬場、室内の乾燥で
枯らしてしまう人がものすごく多いです。水切れさせないように、注意が必要です。
剪定などは休眠期の1月2月に込み合っている枝や、形の悪い部分などを中心に
します。そして、ほんとうはこの時期(2月くらい)に、1か月くらい10℃以下くらいの
寒さにあてると、花・実付きがよくなります。(寒すぎてはいけませんが)
暖かくなると新芽がどんどん出て、4・5月にお花が咲きます。風や虫のいない室内では
綿棒や綿などで、受粉のお手伝いをしてあげた方が良いと思います。
ちなみに、花粉は午前中の方が勢いがあるので、朝10時ころまでにすると良いですよ。
気が付くと緑のかわいい実がついています。そしてゆっくりと色付いてきて、収穫は
だいぶ遅く、11月以降くらいになります。(熟成具合にもよりますが)
IFEXの感想を書いていたのに、いつのまにか、オリーブの話になってしまいました。