ラベルは見ないでくださいねーお店について②
2013年 05月 18日
私的には すでに許容範囲を超えていますので、あまり大きな声では言いませんが。。。
もし、好きなお店や、ご近所に行きつけのお店がある方はぜひ、お店の方と仲良くなって、
やり取りをしながらお花を買うと良いと思います。
sola og plantaの古くからのお客様方や、毎年毎年お越し下さっている
常連のお客様方は 本当に良く、ご質問されます(笑)し、色々おしゃべりしながら
苗を選ばれる方が とっても多いです。
どのくらい広がるの?お花はどんな感じ?玄関前に植えたいのだけど。
背の高いのが欲しいのだけど、どれがおススメ?半日陰でも良いのはどれ?
こんな鉢に植えたいのだけど、どんなお花がいいかしら? 冬越しできる?
みなさん、お花に付いているラベルは見ないで下さい!(笑)
あの、ラベルは全国共通。一般的なお手入れの仕方が書いてあるだけですので
あのラベルに”宿根草”と、大きく書かれていても、函館で冬越しできるかは書いてありません。
半日陰とか書いてあっても、函館でも半日陰で良いのか書いてありません。
私としては あのラベルを取ってしまいたいくらいの気持ちですが(笑)
雑誌や本に載っている園芸のアドバイスも、残念ながら参考になりません。
実は私は園芸のお勉強をしておりません。
以前は まったく畑違いな営業のお仕事をしていましたし、ハーブの勉強は10年近く
やっておりますが、一度も園芸関係の勉強はしていないのです。
すべて、実践。このお店と、お庭での植物たちのお世話をしながらの情報なのです。
ですから、失敗もたくさんしているわけです。そうして、こうしたらどうなるのかな?
これなら上手くいくぞ。と経験を積んできたわけです。
ですから、皆さんのお困りごとは だいたい経験していますから、よく分かります(笑)
プロのやり方としてはどうなのか?理屈はどうなのかは分かりませんが
私は自分がやってきて、一番うまくいった方法をアドバイスしています。
大きな園芸店や、お店ではそうはいかないのかもしれませんが、こんな小さな
私の様に好きな植物だけ置いているようなお店では ぜひ、質問をしたり、
やり取りしながらお買いものされたらどうかな?っと思います。
例えば、常連のお客様の好みはだいたい把握しています。
お庭にはオールドローズをメインに、そのバラに合わせた宿根草を植えられるお客様。
白いお花ばかり買われるお客様。楚々っとしたナチュラルな、お花が好きなお客様。
ハーブをコレクションしているお客様。センスの良い寄せ植えを毎年作られるお客様。
玄関前の花壇を毎年かわいいお花でいっぱいにされるお客様。
クリスマスローズが好きなお客様。毎年、バジルを買いに来て下さるお客様。
お客様によって、お水をやり過ぎちゃう方か、どちらかというとあまりやりなさ過ぎる方かに
よっても、お世話の仕方のアドバイスも変わってきますし、
日当たりの良いお庭なのか、浜風が吹くかによってもおススメのお花も変わります。
お買い物の仕方も、色々アドバイスを聞きながら、一緒に選びたい方もいらっしゃれば
お一人の世界でゆっくり楽しまれて、買いたい方もいらっしゃいます。
毎年、毎年、来られるお客様と、少しづつ会話をしていく中で、そのお客様と植物たちの
関係を把握して、一番良い方法や、そのお客様に合った接客をするように心がけています。
ですから、初めてのお客様の場合はアドバイスも難しいです。
質問の仕方や、ちょっとお尋ねして、そのやり取りで、どういう感じなのかを判断しながら
お話しさせていただくのですが、的確なアドバイスまでは 1度では無理なことが多いです。
ましてや、初めて来られ、ただ聞きたいことだけを一方的に尋ねられたり、
1年中お花が咲いて、来年も出てくるやつどれ?などと乱暴なことを言われたりしても
どのようにお答えしたらいいのか分からなくなります(泣)
でも、何度かお会いしていく中で、やり取りを続け、お互いの信頼感が深まって
だんだん理解が進んでいく頃、そのお客様はうちの顔見知りの常連さんになっていく訳です。
私はそのお客様たちが、うれしい顔になるのが見たくて、お店をしているのだと思います。
そして、私の好きな植物たちの事をもっと好きになってもらいたくて、お話しするのだと思います。
だから、上手いことを言って、買わせたいわけではないので、ダメならダメと言いますし
良い点も悪い点も言います(笑)
でも、それが自然なことで、完璧な人間がいない様に、植物だって、良い点悪い点両方含めて
付き合ってもらいたい。ついつい、そんな風に思ってしまうのです。