ミツロウを頂いてしまいました。
2013年 07月 18日
こちらのご主人は学者肌な方で、本当に広く様々な事をお勉強されていて、
毎回、お店に来られた時に、有機農法のことをお伺いしたり、
変わった外国のお野菜の事をお話しするのが、とても楽しみなんです。
家族でやっている感じも似てますしね(笑)
養蜂も始められたと、お聞きして、「わー、ミツロウもできるんですかー?」と
色々質問していたのですが、そのことを覚えていて下さって、
先日、なんと!?ミツロウを頂いてしまいました!!

今まで、製品になったものばかりみていましたので、
本物のミツロウは初めてでした。
見た目より、意外に軽く、ハチミツの香りというより、けもの臭なのですね。
これは驚きでした。
よく、厳密な菜食主義者はハチミツも動物のものだからと、メープルやアガベーを
使うというのも、改めて納得です。
妙なところで色々納得しながらも、せっかく頂いたこの貴重なミツロウ、
一先ず、一度溶かしてから、濾して、余分なものを取り除いてから、加工しましょうと
早速、100円ショップで、道具を調達。
ミツロウは融点が68度くらいで、高めですので、お鍋を火にかけて、湯煎しながら
溶かすのですが、終わったあと、洗うのが大変なんです。
そんな熱湯で洗えない。。。
普通の熱めのお湯で洗っても、ミツロウが固まったままで、結局そのお鍋やボウルが
ミツロウの膜で覆われたままになってしまいますので、ミツロウ専用に
溶かすための入れ物と、濾すための網を用意。

丁度良い感じのものを見つけました。湯豆腐のたれ入れのようです。
大量のミツロウだ!!と思っていましたが、溶かしてみましたら、意外に少ないです。
空洞がたくさんあるのと、とても薄い壁でできているから、見た目よりも
ミツロウ自体は少ないのですねー。
そして、毛のようなものがたくさんありまして、またまた驚いてしまいました。
それを濾してみますと

この様な感じ。
濃ーい茶色のような、見慣れたミツロウとはちょっと違います。
でも、固まったら、やっぱり、見慣れたミツロウです。

私が途中で、あちこち持ち歩いたため、割れてしまっています。
楽しい!!こうやって、一から作るのって面白いですね。
とても良い経験をさせてもらいました。
この貴重なミツロウで、スペシャルな軟膏を作る予定。
お庭のセントジョーンズワートとカレンデュラのインフューズドオイルを使って。
どうでしょう?
楽しみです(笑)