ヘリオトロープ
2013年 09月 01日
咲くのを楽しみに待ちわびておりましたら、ひっそりと、かわいらしく
咲いておりました。
暑い日差しを忘れてしまいそうな、ムラサキのお花。
お花も良い香りです。
昔からあるお花で、うちの両親などは懐かしがって「そんな古めかしい花もお店に
おいてるの?」と言っておりましたが(笑)、私には新鮮なハーブです。
お隣には先日ブログでご紹介した、ゲンチアナセージを植えていて、こちらも
葉がものすごく良い香りで、仕事の合間に、ちょくちょくこちらのお庭に出ては
息抜きしています(笑)
ハーブの特徴として、食べたり、お茶にしたりする以外にも、
そのものの香りを楽しむという効果も期待できると思います。
病院の中庭や公園なんかに、香りの良い植物ばかりを植えて、そこをお散歩したりする
ことで、リラックスできたり、気持ちが明るくなったり、そんな風にハーブを活用する
のも良い気がします。
夏の夕方なんかは特に香りが濃く、空気中にただよっている気がします。
ですから、私は夕方にお庭を散歩するのが好きなんですけれど(笑)
そっとなでるようにして、葉や花を触りながら歩くと、より香りが立ちのぼってきます
汚い葉や、終わったお花なんかも、ついでに摘まんで、お手入れしてあげれば
より、香りが出て、お手入れする指先にも良い香りが移り、作業をしながら
芳香浴しているようなものです(笑)
ヘリオトロープ
学名 Heliotropium aborescens ムラサキ科
和名 キダチルリソウ 原産地 ペルー
ヘリオトロープという名前には ”太陽へ向かう”という意味があるそうです。
日当たりの良い花壇などに植えると素敵なお花を楽しめると思います。
落葉小低木ということですが、耐寒性はないので、函館では一年草扱いか、
鉢植えにして、秋に室内に取り込むというかたちになります。
性質的には丈夫で、春に植えると、大きく広がって、夏頃からお花を楽しめます。
香りの良い花から抽出した精油は、香水の原料になります。
ペルーのインカ族は新鮮な全草を解熱に用いたといわれています。