展示会で買い付け

函館に戻りました。

１４日は札幌で横浜植木さんの展示会でした。

９月から毎月のようにあちこちの園芸関係や雑貨関係の展示会に出かけ
来年用の仕入れをしているのですが、

全国各地からメーカーが集まっている大きな展示会がアウェイな感じなら、
取引先の会社がおこなってくれる展示会はホームというところでしょうか？（笑）

大きな展示会では初めての取引が多いですし、毎年のお買い物でも年に１回くらいの
仕入れ程度では相手の方も顔も覚えてくれていません（笑）

初めてのところでは取引条件を確認したり、北海道までの送料について交渉したりと
中々神経を使います。

ところが、ここは長年取引を続けている問屋さんで、営業の人が月１で来てくれます。
うちの母などは肥料を「いつもの赤い箱のやつを１０個」などという注文を
FAXしていて、最初びっくりしました。

「ちゃんと、カタログを確認して、せめて商品名と規格くらいは書こうよ」と思ったりしましたが
こういうおかしな注文にもきちんと対応してくれるのです（笑）


実はこの横浜植木さんの展示会が私の買い付けデビューなのです。

函館に戻り、両親のお店を手伝い始めた頃、
まだ、商売の事も良くわかっていなかったのですが、

父が「勉強になるから、ちょっと行ってみろ」というので、何をするのかも分からないまま
行ってみて、始めは雰囲気だけでも味わってという事だったと思うのですが、

展示会会場にあった植木鉢が欲しくなってしまい、
家に電話して、「素敵な植木鉢があって、欲しいから１個か２個買っても良い？」と

まるで、ただのショッピングみたいな感じでお買いものしたのが初の仕入れでした（笑）

そんな買い方、他所じゃ出来ませんけどね（笑）最低ロットや、卸ではある程度まとめて
買わなければいけないものなのですが、そういうことも分かっていませんでしたので。

でも、そんなド素人な私に「はいはい、いいですよー」と快く相手をしてくれたことを
今でも覚えています。

そのころから、毎年顔を出しています。

今では展示会場では顔見知りの方々ばかりになってしまいまして、あちらこちらから
アイドル並みに声がかかります（笑）「あー、どうもどうも、いつもお世話になっておりまして」と
ご挨拶しながら、ついついたくさん仕入れをしてきてしまいました（笑）

基本的に花苗などはじっくりじっくり検討して、練りに練って予約の注文をするように
しているのですが、

展示会ではなんとなくテンションが上がって、「よーし、１ケースお願いします！」と
大胆なことをしてしまいがちなので、気を付けているのですが。。。（笑）

展示会に足を運ぶ利点はというと、
「うーん、普通はダメなんですけれど、特別にアソートでもいいですよ。」とか
「４月までなんですけれど、じゃあ特別に５月に出しますよ」とか
「じゃあ、良い状態の時に出しますね。」とか、「蕾の段階で送りますよ」などと
特別をしてくれることが多いのです（笑）

うちみたいに、絶対良い状態の苗でしか売りたくないです。という我儘なお店は
こうやって、直接メーカーの方や生産者の方々に会って、お願いした方が
断然、良い苗を注文することが出来るのです。

いやあー、今回も花苗から、植木鉢から、アイアンのオベリスクから
たくさん注文してきましたよ（笑）

本当は来年は少し商品は減らして、ちょっとのんびりした形の営業でもいいのかな？
と、ちょっぴり考えていたのですが、無理でしたね（笑）

そうとう仕入れています。テーマも早々決めました。まだ内緒ですけれど。。。



そういえば、熊川哲也に会いに行くBRANの店長さんに函館駅で遭遇。
奇遇ですねー。と言いながら、あんなに広い札幌でも出会い、
しまいには函館に帰るJRも一緒で（笑）どんだけ縁があるのでしょうか？