室内でハーブを育てる?
2014年 02月 03日
ハーブは基本的に鉢植えが苦手、出来ないことはないですが、こまめに鉢を植え替えたり、
風通しを良くして、よく日に当ててあげたりと、お庭に植える以上に手がかかります。
ですが、なぜかハーブをやり始めた時って、ハーブを可愛い植木鉢に植えて
室内で育ててみたくなるんですよね(笑)
私も、初めの頃、ミント、レモンバーム、スィートマジョラム、タイム、オレガノ。。。
様々なハーブの鉢植えを作って窓辺に置いて育ててました。
ハーブが丈夫で生育旺盛なので、すぐに大きくなります。
お水をやってもすぐに乾いてしまって、根詰まりしてきますので、大きな鉢に植え替えると
急にまた大きく育って、すぐに根詰まりしてきます。年に何度も植え替えをするのが
大変でした(笑)
しまいに旅行かなにかに行っている間に乾かして、枯らしてしまったという経験が
あります(涙)
私は南向きの日当たりの良い出窓で管理していましたので
元気に育ちすぎていましたが、日照の少ない室内だと、ひょろひょろーっとのびてしまったり
ハーブの勢いが悪いと、反対に土の水分が中々乾かずに、つねにべちゃべちゃしていて
根腐れしたり、カビなどが発生したりします。
特に冬場は函館の室内は暖房で乾燥しますので、水の管理が大変です。
株自体はお休みモードなので、あまり根が水を吸わないので、土は乾かないのですが
葉からどんどん蒸発しますので、ハッと気が付いた時には葉が茶色くなっていたり、
パラパラ落ちてしまったりします。
普段は窓など開けませんから、風通しが悪く、だんだんと虫が発生したり、カビや病気が
付いて、こういうトラブルで、植物はもうヤダとなる人も多いと思います。
お客様も「ちっとも大きくならないです」「葉が茶色くなって」「虫がついたみたいです」と
悲しそうにお写真を持って来て下さる方が多いです。
植物はものを言えない分、態度で示しますので、
環境が快適でなければ、どんどん状態が悪くなってきます。そうすると、虫にやられやすく
なってしまったり、病気がさーっと付いてきて、増々弱ってきます。
これは正直お客様のせいというより。。。やっぱり環境が厳しいんです。と思っていただけると
よいかもしれません。
では、お庭のない人はハーブを育てられないの!?と言われてしまうと本当に
申し訳ない気持ちでいっぱいになるのですが、
やはり、居間やキッチンに置いてずーっと育てながらキッチンハーブを収穫し続けると
いうのは無理です。
もともと外の世界が好きなものを小さな鉢に植えて、室内に置こうというのが中々過酷なの
ですから、どこか割り切って
「ダメになるまで育ててみよう」「ワンシーズン収穫出来たら」という軽い気持ちで育ててみると
いうのも手かもしれません。
お野菜を収穫する感覚で、短い期間で使い切って、調子が悪くなったら、
また、新しい苗を購入するというくらいの気持ちで育てると、楽に出来ると思います。
そして、鉢植え向きのハーブといのもあります(笑)
例えば月桂樹やティーツリーなどの耐寒性のないハーブ。
寒さに弱いので、外に植えることが出来ませんし、木のものは草花に比べて成長が遅いので
鉢植えでも育てやすいです。
月桂樹なら育てながら収穫するというご希望にも応えられますし(笑)
食べられなくてももう少しハーブらしいものをと言うことでしたら、ローズゼラニウム。
ゼラニウムは鉢植えで何年も育てることが出来ます。丈夫でおおらかな性格なので
室内の窓辺で時々肥料をやりながらお水をやっているだけでも結構いけると思うのですが。
そして、良い香りがするので、何となくうれしいし、お花が咲くというのも
ちょっと良いですよね。
レモンマートルなんかも鉢植え向きです(笑)
新芽が出てくるとレモンの良い香りがプンプンしますし、お花も可愛い。
まあ、それぞれケースバイケース、
「あら、私鉢植えで家でちゃーんと育ててるわよ!」という強者さんも
いらっしゃいますし(笑)
室内でもハーブに最適な環境だったら、すんなり育てられてしまいますしね。
うちはどうかな?っとやってみてみるのも良いかと思います。
そして、観察して、その時その時に対応してみて、「このくらいできる」とか
「このハーブはいける」というのを見つけると良いかもしれません。
その都度、聞いていただけますと、状況に合わせて一緒に考えてみたいと思います。