ハーブ教室 園芸クラスについて
2014年 08月 24日
なぜかというと、私がきっと、ハーブの中で一番興味があって、好きな分野は
園芸なのではないかなっと思ったからです。
そして、私が一番言えることじゃないかなって。
なんとなくカリキュラムを考える時、一般的なハーブ講座のことなんかも意識
しながら考えちゃうのですが。。。今まではそんな風に色々やってみたのですが
今年は年の初めころから色々考えさせられる出来事があり、自分自身の中で
様々な葛藤がありました。
オールマイティーにやる講座の中で園芸部門(ハーブの育て方)は何となく
これから始まるハーブの効能や楽しい使い方の前の、前置きみたいな取り扱われ方が
多いような気がします。
それって、仕方のないことで、ハーブを育ててから使おうなんて人は少ないから(笑)
ハーブティーはドライになったハーブティーを使いながらの勉強だし、
精油だったり、市販のものを使っていくと、なんとなくハーブ製品という物を活用して
いくという感じになっていくような気がします。
でも、そうならないように、学校などでは始めに軽く植物のハーブも
勉強するわけなのですが。。。
私はそのハーブの様々な分野の中で、一番興味があるのが、ハーブそのもの。
どんな姿をしていて、どんな風に成長して、いつ頃どんなお花が咲いて、
1年後、2年後はどんな風に変化するのか、
もちろんそこにはどんな薬効があって、どんな風に使えるかも含まれるわけですし、
昔はどの様に使われて、どんないわれがあるのかも気になるわけなのですが(笑)
そこのところに一番興味があるので、どうしても2時間で一般的な育て方を
サラッとやってくれればいいんですよ。が出来なくなってきてしまいました(涙)
どんだけ詰めても削ってみても足りない。。。(笑)
ちょうどこれからいよいよ楽しい話が出来そう!という前置きだけで2時間つかっちゃう
ということで、
今回、園芸を5回ものクラスにしてしまったのです。
しかも単発で受けられないようにしてしまった。。。
それは細切れで聞いてもらっても、面白さが伝わらないし、意味が分からなくなって
しまうと思ったので。
順番にやっていくことの分かりやすさや理解のしやすさもあると思います。
例えば 講座で、「だいたい他のハーブの事は分かってるんですよ。私ベルガモットの
育て方だけ聞きたかったんんです!」って、まあベルガモットの育て方だけ、教えてしまえば
良いのかもしれませんが、
その前に大まかな植物の基本、一年草はこんな性質があって、多年草はこんな性質なので
一年草はこんなことを気を付けて、多年草の育て方のポイントはこう。と理解してからだったら、
じゃあベルガモットは?!とはならずに、ベルガモットは多年草なので、こんな感じで大丈夫で
しょうかね。っとなるかもしれませんし、
原産国ごとの特性や育て方のポイントを理解できたら、ベルガモットは原産国がアメリカ
なので、まあまあ日本の気候とも合いやすいので、育てるのが難しくなさそうですね。
なんて、言えるかもしれません。
そして、そういう以前に植物としてのハーブの勉強をしたら、「エー、ベルガモットって、
あの精油のベルガモットじゃないんですか?」という誤解も無くなりますしね(笑)
ハーブを育てて使いたいなんて方あんまりいませんし、などと先ほど書きましたが
その育てて使いたい方が函館にはたっくさんいらっしゃるわけなんです(笑)
北海道は土地が広いという面でとっても恵まれています。広いお庭を持っていらっしゃったり、
小さくても花壇を持っていらっしゃる方がとても多い。花壇はなくともプランターで
という頑張り屋さんもすごく多いです。
そこで、ハーブを育てているけど、上手く使いこなせないとか、育て方が知りたいと
おっしゃる方がいっぱいというのが北海道の特徴かなっと思います。
そういう意味では皆さん育てているからこそ、ハーブをちゃんと生きた植物として
理解している訳なんですよね。そこがすっごく、「さすがー!」と思う点なんです。
先ほど出てきたベルガモット。赤以外にも様々な色があります。
という訳で、今回基礎から学べるように。そして、ハーブのことも見方が変わると
ハーブの良さもまた違って見えるということも一緒にハーブの事を見ていただきたいな
と思っています。
そして、今回はテキストも充実。市販のハーブの本はどうしても本州を対象に
書かれていますので、参考に出来ないことが多いと思います。
オリジナルのハーブの道南地方での育て方などをまとめた副読本的なものを
お付けしようと今、ブログの更新も滞りながら(笑)毎日パソコンに向かっているところ
でございます。お楽しみに(笑)