両方あるといいですね
2014年 11月 02日
「主役ばかりじゃダメなんですね」
すごく良いことに気付いた方がいました。
ハーブティーにもカモミールやペパーミント、レモングラス、ハイビスカスなどという
味の決め手になるようなメインのハーブと
レモンバームやリンデン、エルダーフラワー、ネトルみたいな単独だとちょっと
物足りないんだけど、ブレンドすることでグッと味が引き立つとか、まろやかになる、
出来る脇役みたいなハーブがあります。
シングルで飲んでいると、そのものの味が強すぎて、「好き」、「嫌い」が分かれるハーブも
3~4種類のハーブをブレンドすることで、強すぎるハーブの個性を緩和させて、
飲みやすくしたり、より味を深めたり、相乗効果で効能をより高めたりすることが出来ます。
なので、始めに「私カモミールが苦手なんです」なんて、おっしゃる方も
「あーこれなら飲めます」とか「むしろカモミールがあった方が好きかも?」と感想が
変化する(笑)
もちろんアレルギーとか、どうしても合わないものは入れる必要はないですが。。。
だから、効能で選んでも、あんまりおいしいハーブティーにならないんだと思います。
効能の高いハーブほど、個性が強くてはっきりしています。
だから、良い物ばっかり、効果の高いものばっかり、特に一番良いものだけ。。。と
選んでいくと、最強なものが出来るわけではなくって、
力を相殺し合っていく感じがします。
なんとなく、今の世の中、一番主義で、
よりいいもの、より効果の高いもの、より優れているもの、一番なのは?、
と、どんどん上を上を目指している感じで、ちょっとドキドキします。
これはお花の寄せ植えにも通じますし、お庭づくりにも関係してきますよね。
もし、私のお庭が「私が一番!」というお花ばかりだったら、ちょっとげんなりしてしまうかも。
偶然、お隣同士に植えたお花が上手く混じりあって咲いていたり、
今年はこのお花が主役のように目立っても、翌年は別のお花が良くなってというように、
順番順番に力関係が移り変わったり、譲り合ったりして、調和がとれたお庭を見られると、
すごくうれしくなりますし、どちらかというと、力の抜けた自然体のお庭の方が
好きですし、癒される(笑)
だから、主役ばかりじゃダメなんですね。という事に気が付いてもらえた時
すごく私の言いたかった事が伝わった気がしました。
