タネの世界
2015年 02月 09日
久しぶりです。
午前中は種の注文や、問い合わせの電話がひっきりなしに入ります。
在庫を調べ、なければ各メーカーに速やかに発注をかけます。
荷物が届いたら、お客様別に仕分けして、父が配達しやすいように準備する。
郵送するものは伝票を書き、荷物を作る。
これ、7年前まで私がやっていたのですが、
自分の店を始めてしまい、まったく出来なくなってしまいました(汗)
そのため、母が店の接客もしながら、電話応対をし、
父は慌てて配達に行き、急いで帰ってきて、メーカーに発注をしながら、準備をする。
という忙しさなため、間違いが満載。。。
私もハラハラするのですが、こちらもほぼ一人でやっているため、
いっぱいいっぱいで(笑)
今、精一杯やって、少しでも二人の仕事量を減らしたいと考えています。
実はタネの世界もすごく楽しいです。
むしろ、野菜のタネは魅力的。
実家に戻り、店の手伝いをすることになり、
初めてやった伝票の打ち込みの1ページ目の1行目が
”初舞台”。
「初舞台ってなんですかー!?」とびっくりしました。
まさか、大根の名前だなんて。。。(笑)
トマトの”桃太郎”や”アイコ”は皆さんもご存じだと思いますが、
ホウレンソウも、ネギも、ナスも、ピーマンも、みんなそれぞれ、名前があって、
それが、またおかしい名前がいっぱいあるのです。
”ながちゃん”(かぼちゃ)、”みかんちゃん”(とうもろこし)、”ハットリくん”(葉取り用の大根)
”おつな姫”(枝豆)、”サクサク王子”(インゲン)
可愛い感じの名前もありますし、
”トップランナー”(大根)、”北の匠”(ネギ)、”ゴールドラッシュ”(トウモロコシ)
ちょっとかっこいい感じの名前もありますし、
”よかった菜”(ふだんそう)、”マー坊”(ナス)、”マンズナル”(インゲン)
ダジャレ系も
”トスカ”(ズッキーニ)、”築陽”(ナス)、”ハイツ”(ブロッコリー)、コロラド”(レタス)、
”フリーダム”(キュウリ)、。。。
名前を見ただけでは野菜の想像が付かない感じのものも(笑)
メーカーごとのこだわりや、ネーミングの仕方もそれぞれです。
家での夕ご飯の会話は「いやー、このホウレンソウおいしいね」とかではなく、
「これ、どこのホウレンソウ?」
「おいしいでしょ。〇〇さんからいただいたから、”ハンター”よ」みたいな感じになります。
毎年、どんどん新しい品種が登場します
より、病気に強く、甘く、おいしく、収量の良いものが。
電話の応対をしていますと、今年の流行り具合もなんとなく見えてきますし、
今売れたタネを農家の方が畑に蒔いて、夏にはスーパーに並ぶわけですからね。
なんか、皆さんの食べるおかずの一端を担っている気分で(笑)
野菜のタネの部門は お花の苗の趣味的世界観とは、また違った使命感が
わいてきます(笑)
新しく出来た壁には早速野菜のポスターがずらり。。。(笑)