タネの世界③
2015年 02月 16日
もう、タネ屋でも把握できないくらいの品種数です(笑)
お客様たちにも、「コレとコレ、どう違うの?」とか、「どっちが良いの?」と
よく聞かれます(笑)
例えば、ラディッシュを作る時に農家のプロの方だったら
一斉に発芽して、揃いよくきれいに生育して、いっぺんに収穫できるような
ラディッシュが良いので、そういうのを選ばれます。
手間も一度で済むので楽ですし、ラディッシュが終わったら次はコレと
いう具合に計画も立てやすい。
家庭菜園では反対に、揃いが良く、一斉に出来ちゃうと、
畑に置いておいても割れちゃうので、結局、食べきれなくて、近所に分けて
回らなければならなくなっちゃって、
そういう方は揃いよく発芽する物より、かえって、発芽がきちっとしてない、
バラバラ発芽するラディッシュのタネを蒔いた方が
成育もバラバラで、今日は2つ、あさってはそっちの3つと言うように
食べていけるので、かえって便利かもしれません。
ですが、家庭菜園でも、植木鉢なんかに蒔く場合は 発芽がバラバラだと、
どのあたりを間引いたらいいのか読みづらく、スペースが限られている中で、
上手に作るためには揃いよく生育するタイプの方が作りやすいかもしれません。
F1種、固定種、消毒してるタネ、してないタネ、有機種子
品種だけでなく、どういうタネを選ぶのかもありますしね。
表面的な言葉に惑わされないで、どんな場所で、どんな感じに野菜作りを
してみたいのかに合わせて、作りやすいタネや、使いやすいタネを選ばれると、
思ったように作れるかもしれません。
家に来るお客様なんかは
「プランターで、ちょこっとラディッシュ作って、お弁当に入れたりしたいんです。」
みたいな感じで、聞いてくださる(笑)
そんな感じで聞いていただけると、「だったら、こっちがいいかなー」なんて、
選びやすいし、答えやすいです(笑)
ブリキの容器に穴を開けて、ラディッシュを。
こういう場合は一斉に発芽して、生育も同じ様に出来るものの方が
作りやすいと思います。
ラディッシュは20日大根とも呼ばれ、タネを蒔いてから、20日~1ヶ月くらいで
収穫出来るので、結果を早く見たい方にもおススメです。
こんな感じで植木鉢に作るのも可愛いです(笑)