原色植物大図鑑
2015年 08月 20日
2階には祖父の大事にしている本だけ詰まった本棚があります。
子供の頃から、その本棚を羨望の眼差しで眺めていて、
時々、こっそり盗み読みしていたのですが、
祖父が亡くなった時、その本棚から、一番好きだった”花物語”を
勝手に貰い受けた話はブログにも書きました。
今回、改めて本棚を見て見ましたら、お宝がいっぱいでした(笑)
原色植物大図鑑 村越三千男 原著 牧野富太郎 補筆改訂
初め、牧野富太郎の文字に「わー、前から欲しかったのー!」と
小躍りしたのですが、間違い。
前から欲しいと思っていた有名な牧野富太郎さんの図鑑の方ではなく、
こちらは牧野さんのライバル的な方の最後の図鑑を牧野さんが
補筆して、出版した物のようです。
牧野富太郎のだったらお宝てきだったのにーと思いながらも
なんとなく、そちらをチョイスするところが祖父らしい(笑)
価格が1800円。
こんな価格なんて、いつの時代?と思いましたら
昭和30年のものでした。
植物画はカラーです。
絵を眺めるだけでも楽しい。
5冊に分かれているのですが、
ついつい、私の大好きなハーブを探してしまいます。
合弁花亜網ー筒花目のカテゴリーにシソ科が出てきます。
和名で載っているので、挿絵と学名で見ていきますと。。。
セイヨウヤマハッカ - レモンバーム
ハナハッカ - オレガノ
タイマツバナ - ベルガモット
マンネンロウ - ローズマリー
メバハキ - バジル
オニサルビヤ - クラリセージ
和名を知っていたものも多かったですが、
今まで、ラベンダーの和名は本を読んでも載っていなくて、
やっとわかりました。
ラベンダー - ラワンデル
スッキリしました(笑)
ハーブについてはほとんどが観賞用と書かれていて、
マンネンロウ(ローズマリー)に関しては
枝葉を蒸留して揮発油即迷送香油を採取し、これを外用薬に用い、
稀に内用薬とする、または化粧品にする。この油は有毒なものなので
多量に用いると死を招くことがある。
と、書かれています。
精油についての記述もあり。
いやあー、楽しい。古い本って、すごく楽しいです。
その他、あまりにも昔な植物学の本などもありましたが、
漢字とカタカナな文体で読めない(笑)
英語のものはかろうじて読めますので、ボロボロな本も持ってまいりました。
しばらくは この古い本に夢中になりそうです。。。(笑)