球根の鉢植え栽培
2015年 09月 17日
プラスチックや、樽など、凍って鉢が割れない様な容器に
肥料を混ぜ込んだ培養土を入れ、球根を植えます。
この際、球根はぎゅぎゅぎゅっとくっつけて植えた方が、株もまとまって
咲いた時の見栄えも良いです、発芽も、成長も良いです。
鉢は深さのあるものの方が良いです。
お庭植えの場合、だいたい球根の3個分の深さに植えるのですが、
鉢の場合、3個分にしたら、鉢の底に付いてしまって、根が張るスペースが
なくなってしまうのも困ります。
かといって、浅いと、霜が降りた時、寒さにあたりやすく、腐ってしまうリスクも
高くなります。
ここのバランスを取るのが鉢植えの難しさでしょうか?(笑)
ですので、深さのある鉢だと、根の部分のスペースを確保しつつ
球根を植える深さも取れるかと思います。
こちらも、植えるのは10月中過ぎで、OKです。
鉢ごと外に出しっぱなしで、雪の下になって、冬を越し、春に球根の
寄せ植えが楽しめます。
もし、ちょっと早めに咲かせたい方は2月くらいにでも、玄関フードに
入れて置きましたら、すぐに芽が伸びてきて、早くお花が咲くと思います。
春の先取りが出来ます。
ゆっくり、みんなと同じペースで、という方は
そのまま外に置きっぱなしにしておくと、お庭で咲いている頃
寄せ植えのお花も咲いてくれると思います。

3月に東京で見たチューリップの球根とお花の寄せ植え
函館の場合、お花も一緒に。という訳にはいきませんので、
チューリップの球根だけ植えて準備しておいて、春に隙間にお花の苗を
植えてみると良い感じではないでしょうか?
小さな鉢や容器に植える場合はこのような奥の手も


球根を半分くらい出して、植えます。
外に出しておく場合は枯れ枝や葉をかけておいて、冬越しさせ、
雪どけ後は日の当たる軒下なんかに置いておきます。
玄関フードやサンルームなんかでも良いとお思います。
早春に可愛い鉢植えのお花を室内で楽しむことが出来ます。
室内に置きっぱなしは良い花が咲かないので、1、2ヶ月は外の寒さに
あてた方が良いです。
ヨーロッパではこういう植え方が多いです。

スウェーデンのローゼンダールという所にあったスイセンの鉢植え。
ブリキのポットや、カゴなんかに植えてみても可愛いです。

半分出しておく植え方は球根に霜があたると、傷みやすいので、
微妙な寒さ対策が必要になってくるのですが、見た目も可愛らしく、
容器も色々遊べて楽しみが増えます。
鉢植えにした球根は毎年、その鉢で、というのは厳しいので、
お花が終わりましたら、葉っぱはつけたまま、お庭の隅にでも植えておくか、
鉢ごと、地面に埋めてしまって下さい。
そして、肥料をパラパラっと周りにあげておいて下さい。
球根の種類にもよりますが、また来年もお花は楽しめると思います。
環境や、やりたいプランによっても、アイディア色々ですので、
後は店内でお尋ねくださいね。
最後は水栽培のやり方をお伝えしようと思います。