耐寒性の無いハーブを室内に
2015年 11月 07日
今年の様に、寒くなったり、暖かくなったり、という
不安定な変化の年はタイミングの見極めも難しいです。
霜があたる前には鉄則です。
これが春なら、
暖かな室内と、寒い外との気温差を慣らすために、
出したり、仕舞ったりをして、徐々に寒さに慣れさせていくことになるのですが、
室内に入れる場合はちょっと違います。
室内に取り込む前に出したり、仕舞ったりはしません。
あるタイミングで、室内に入れたら、そのまま室内で管理します。
日中は出して、寒い夜は仕舞い、暖かそうな日はまた出して。。。
とやっていますと、いつまでも室内の環境に慣れません。
特にハーブにとって、室内は苦手なので、
いかに早く、この環境に慣れさせるかが重要です。
暑くて、風通しが悪くて、乾燥しすぎている室内、
水の吸い方も、生活のリズムも違ってくるはずです。
ですので、結構ギリギリまで外に出しておきたくなるのですが、
外がどんどん寒くなってきて、例えば15℃以下くらいになったとしたら、
15℃から室内20℃くらいなら、あんまり差もありませんが、
5℃位になって、暖房を焚き始めた25℃位の室内に入れると、
結構な温度差です。
5℃くらいを経験した植物はきっと、スイッチを切り替えています。
寒い冬だから、なるべく活動を控えて、最低限の水分だけで
生き抜こうと体を準備して、すごしている植物を
室内の暖房の焚いているお部屋にとなると、またこの切り替えが
難しいと思います。
根の活動が低くなって、水分を吸収しにくくなっているのに、
室内は乾燥していて、葉からは蒸発しまくって、という悪循環で
すぐに弱ってしまいます。
ですので、ある程度外が寒くなってきたら、ローズマリーや
ゼラニウムなどの耐寒性の無いハーブは室内に入れてしまい、
入れてしまったら、よっぽどの事が無い限りはそのまま室内で
管理して、室内の環境に慣れてもらえるようにしています。
もし、ここで、少し慣らしたいというのであれば、
まずは室内でも玄関先や玄関フードで、
まだ暖房を焚いていないお部屋の窓辺で、
というように室内の中で涼しそうな所から徐々に入れてあげるのも
いいかもしれません。
室内に取り込んだ、ローズマリー。
薄いブルーのお花が咲いています。