耐寒性のあるハーブの鉢植えでの冬越し①
2015年 11月 14日
耐寒性の無いハーブ(ローズマリーとか)については
先日書きましたが、
耐寒性のあるハーブを鉢植えにしている場合の対策
耐寒性のあるハーブを鉢植えにするというのは
実はちょっと厄介なのですよね、函館の場合。
耐寒性のあるハーブを地面に植えている場合は
だいたいほったらかしでも上手くいきます。
地植えの場合、
雪が積もりますと、雪の下は0℃です。
0℃だと、様々なハーブはそんなに傷まないで、冬越し出来ます。
雪がたくさん降って、積もるほど、外の冷え込みは地面に伝わりづらく
暖かです。
かまくらの中とか意外に暖かいですものね(笑)
鉢植えだと、外の寒さがそのまま伝わりますので、
リスクが高まります。
冬に鉢の中の土が凍ってしまいますと、株が腐ってしまいます。
植木鉢が割れてしまうのは中の土が凍って膨張したせいです。
春先に植木鉢の中のハーブが黒くなっていて、
根元をちょっと触っただけで、ポロッと取れてしまったら、
寒さにあたって、腐ってしまった可能性大です。
そうなると、鉢植えのハーブも室内にいれることを考えるわけなのですが、
函館の室内は夏くらいの温度です。
ですが日照時間は冬。
植物たちは日照時間と気温の動きで、生活のリズムを調整していますので、
戸惑います。
特に耐寒性のある多年草は冬はお休みした方が
翌年、絶対上手くいくのですが、
考えられる方法としては
①青々した鉢植えを室内に入れて、鉢植えとして窓辺に置いて栽培する
水やりや日照不足になる分、薄めにした液肥などをこまめにあげながら管理。
手間をかけたい人向きです。
②あえて、地上部を短く剪定して、強制的に休ませる
寒さにあてないだけで、でも、植物の活動を止めてしまうので、
水やりや肥料もいりません。
ですが、暖かい室内だと、どうしても新芽が伸びて来たりしてしまいますので
そうなると枯らさない程度の水やりが必要になってきますが、
伸びてきた新芽もカットして、成長させないようにして過ごします。
たまーに、死なない程度に、根っこだけは生かすための水やり。
どのくらいの頻度で?これが難しいです。置いている環境次第なので。。。
玄関フードや、暖房を焚かないお部屋があると、簡単です。
玄関フードのような寒さだと、短く剪定した株はほぼ水はいらないと
思います。
暖かくなると、新芽が伸びてきますので、そうしたら控えめに水をやリ始めます。
結構手間がかかりますが。。。(笑)
園芸上級者さんたちは鉢植えの植物も上手に冬越しさせている方が
大勢います。
多年草の寄せ植えを毎年上手に使いまわしていらっしゃる方は
短く剪定して、物置の中に入れて冬越しさせるそうです。
外の物置は結構寒いので、植物も休眠してしまい、
ほぼ水やりもしなくて大丈夫になるようで、暖かくなったら出してきて
お手入れをするそうです。
皆さん、それぞれ、自分たちのお家の環境を上手く使って
工夫されているようです。

私は耐寒性のあるハーブの鉢植えを室内に取り込むことはないのですが
クリスマスローズは室内に取り込みます。