ノルウェーの冬
2016年 03月 01日
スペインに住む前に、
ノルウェーに1年間留学していたのですが、
ノルウェーの中でも、北極圏にある学校でしたので、
冬になると、気温は-20℃以下になり、太陽はまったく昇らなくなります。
8時の朝ごはんは 真っ暗な中で電気をつけてでした。
11時頃にようやく夕焼けみたいな空が見え、
14時にはまた真っ暗に。
放課後は真夜中みたいな中を山を登って、下って、片道1時間かけて、
町のスーパーまで、お買い物に行きました(笑)
もちろん、膝くらいまであるダウンに、スキーに行くようなズボンをはいて、
分厚いブーツを履いて、耳まで帽子をかぶって。
山奥にある学校でしたが、敷地内に寮があって、
寮から学校までは歩いて30秒くらいなんですが、
お花の鉢植えを持っていったら、あっという間にチリチリになって
黒くなってしまったほどの寒さでした。
そんなに過酷な冬でしたが、室内は3重窓のセントラルヒーティングなので、
廊下も、玄関も、どこもかしこも暖かくって、
夜も布団1枚で寝られる快適さでした。
そんな冬から春に向かっていく様子は日本よりも劇的でした。
今まで昇らなかった太陽が初めて昇る日は
皆で、東に向かって、太陽が昇る瞬間を待ちわびて、
歓声と共にお祝いしました。
そして、気温が少しづつ上がって、
0℃になった日に
暑くて、部屋の窓を開けて夜、寝たのです。
(もちろんセントラルヒーティングは入っています)
そんな大げさな(笑)と思われるかもしれませんが、
-20℃から、0℃です。20℃も気温が上がったんですもの(笑)
5℃くらいになると、お天気の日は外にイスを並べて
皆、半そでで日光浴でした。
0℃や、5℃と聞くと、寒ーいと思いますが、
温度の差で、こんなにも暖かいと感じるなんて(笑)
もちろん、現地の人は寒さに慣れているからでしょうが、
なんでも初めての体験の日本人の私まで、この感覚でした。
今ではちょっと信じられない事ですが。。。(笑)
15℃で、暑い!と言って、窓を開けていた時に
ふと、思い出しました。
ノルウェーの空は真っ青。