ノルウェーの旅④ヒッテルータ
2016年 03月 06日
キャビンも225室ある、大きなタイプでした。
当時ヒッテルータは11種類あって、古いのや、小さいものや
様々なタイプのヒッテルータが毎日順番に運航していました。
基本的には現地の人たちの足代わりのフェリーみたいな感覚で、
目的地から目的地までというように乗客はどんどん入れ替わります。
大きくて、豪華なタイプのヒッテルータは
(豪華客船ほどではないですが。。。(笑))
観光目的の人が多く乗っているようでした。
今回の船も大きいタイプでしたので、
乗っている方々はほとんどイギリスからのツアーのお客様たちでした。
のんびり2週間かけてノルウェーを往復する船旅ツアーのようで、
ご年配のご夫婦ばかり(笑)
皆さん、キャビンを取って、夜はキャビンに戻り、
昼間はガラス張りの展望フロアーで、のんびりクロスワードをしたり、
本を読んだり、おしゃべりしたり、バードウォッチングをしたり。。。
食堂やカフェもありますので、皆さんはのんびりくつろいで、船旅を
楽しまれていました。
私はといいますすと、キャビンなんて取れません(汗)
船賃だけでも、バスの何倍もします。
ですから、私はこの展望フロアーが住まいです。
ここのソファーで寝泊まりしてました(笑)
夜は1、2時頃まで、人がいますが、夜も更けると、次第に自分たちのキャビンに
帰っていかれるので、
この展望フロアーは独り占めになります。
今思うと、ということはキャビンを取っていないのは私だけだったんですね(驚)
ようやく、私も寝る準備です、貴重品の入っているリュックを枕にして、
フリースなんかをかけて休みます。
もちろん、外は白夜ですから、真昼の様な明るさの中就寝。
しかし、6時前にはお掃除の方々が掃除機をかけに来るので、
おちおちゆっくり寝てもいられませんでした(笑)
船旅の景色はほとんどが海と空です。
変わり映えしない景色では本当にバードウォッチングくらいしか
することがないのですが、
何か面白いことがあると、アナウンスが流れます。
「何時何分に向かいから来る、南行きのヒッテルータとすれ違います」
どうでも良い気がしますが、あまりにも退屈なので、
イソイソデッキに出かけて、すれ違うヒッテルーターから、やはりデッキに出てきて
手を振っているお客さん方に手を振ってきます。
「何時何分、なんとか岩が見えます」と言われると、
カメラを片手にまたデッキに出て、という具合に
結構運動をしながら過ごしました。
ポーラリースという名前のヒッテルータ。

海と空ばかり見ていました。

今の忙しい生活から考えると、とても贅沢な時間を過ごしたと思います。
いよいよ、次は北の岬、ノールカップを目指します。