ノルウェーの旅⑤ノールカップ
2016年 03月 10日
ホニングスバーグには翌日の13:00に到着。
港にはバスが待っていて、そのバスに乗って、ノールカップへ向かいます。
ノールカップに近づくにつれ、険しい景色に変化、
草木が一本もない、岩山だらけ。。。
雪もつもっています。
学校にいた時に新聞で、
トナカイたちが、餌を見つけられなくて、たくさん飢え死にしたという
ニュースを見て、そんなことがあるのか!?と思っていたのですが、
この景色を見て、あるんだな。と思いました。
トナカイが食べられるような草が一本もはえていないんですもの。
5月21日の事です。
この北の地は私が想像しているような世界ではなかったです。
ノールカップポイントに着いた時には
あたり一面の霧で真っ白でした。
1m先を歩いている人も見えませんので、
憧れのノールカップが、どんなところなのか分かりません。
ただ、来たんだよねという自分の中での思いだけです。
先端のノールカップポイントの71゜10’21’’Nには
地球儀の形をしたモニュメントがあり、
近くにはカフェや、お土産物など売っている、ちょっとこの場所には
不似合いなまでの近代的な建物があります。
到着した時は真っ白な霧に包まれていましたが、
この建物で過ごしている間に霧が晴れてきて、
地球儀のシンボルもはっきりと見ることが出来ました。
これだけで、なんだかもう満足。
こんな北の果てで、真夜中の太陽をみたいだなんて。。。
随分無謀な事を考えたものだよ。
どう考えたって、あのバスで来た荒々しい道、
人っ子一人、すれ違う車さえなかった道を夜中に(白夜ですが)
一人で歩くなんて無茶だったし、ヒッチハイクなんて、
車も通ってないから。。。と自分の甘さを反省。
しかも、私が考えていなかった、この草木も生えていない
岩だらけの地は雲が低く垂れこめていて、厚い霧に包まれていて、
皆が、「うーん、難しいよー」と言った意味が分かりました。
運良く、通行止めになったお陰で、ヒッテルータに乗り、
そのお陰で、ここまで簡単に連れて来てもらえて、
本当にラッキーだったなと、しみじみ思いました。
何か、こんなポイントに来て、こんなことを思い返すのもなんですが。
この北のはて、こんな景色はもう一生見られないかもしれない。
来てよかった。と思いました。
ノールカップのシンボル。
(真ん中に写っているのはいるのは別に私じゃありません(笑))
岬はこんな感じ。
お天気が悪いので、かすんだ感じに見えます。
つづく