ノルウェーの旅⑧アルタ
2016年 03月 13日
前回の大きな船と全然違います。
海外のツアーのお客さんたちもいません。
乗っているのは地元の方々ばっかり。
長旅というよりは、目的地までの足代わりという感じです。
このヒッテルータ、船によって、全然豪華さが違います。
金額は同じなのに。。。
展望フロアーとは呼べない様なソファーのあるリヴィングみたいな感じ、
しかも、夜になっても、だれも移動しません。ソファーの部屋も満杯です。
ということは全員キャビン取っていない。ということで、
まったく寝られそうにありません(笑)
ところが、この夜、北側の海の空は快晴。一晩中真夜中の太陽が
煌々と私たちの上で輝いていました。
あっけないくらい。あまりにも簡単すぎて、
かえって、ありがたみが感じられません。。。(笑)
翌日の12:00にハンメルフェストに到着、
17:05のバスでアルタへ
途中の景色も大変キレイ、のどかなフィヨルド沿いを行き、
19:55アルタに到着。
バス停の側のホテルに泊まれるだろうと行ってみると、
本日、満室とのこと。
他のホテルにも電話してもらったら、ツアーのお客さんがいっぱい来て
生憎すべてのホテルが満室。。。
野宿なのか。。。寒いけど頑張れるかな。。。と
夜露をしのげそうな場所を探していると、
自転車のツーリストたちがいたので、ダメもとで聞いてみると、
1件のホテルを教えてもらえ、電話すると、
運良く1部屋空いていることが分かったのですが、
3キロばかし歩かなければならないとのこと。
歩けなくはないけれど。。。と
スーパーの前で車に乗り込もうとしている、おばちゃんに、
事情を話したら、ホテルまで乗せていってもらえることに。
ノルウェーは本当に交通事情が悪いです。
日・祝日は完全にバスは運休になりますし、市内をたくさんのバスが
走っていないです。終わるのも早いですし。
ですから、これから始終バスが無いことに翻弄される旅になっていきます。
また、泊まる所を見つけるのも、旅の大仕事です。
自転車のツーリストが教えてくれたので、
安い宿かと思ったら、高いホテルでがっかりでしたが、
選択の余地がないので仕方がありません。
しかし、お部屋は広く、窓からの眺めもよく、真夜中の太陽もバッチリ、
ホテルの人たちも家庭的で良いホテルでした。
ノルウェーの中級クラス以上のホテルでは宿泊料の中に
朝食が付いているのはもちろんですが、
夜食も付いていることが多く、簡単な軽食が食べられます。
内容はそのホテルによってなのですが
サンドイッチや飲み物が用意されていたり、
クッキーやケーキ、フルーツなんかもあったりと、
軽い夕食がわりになります。
ここは温かいカリフラワーのスープや
自分で焼けるワッフルマシーンも用意されていて、
中々良いホテルでした。
こういう少し良いホテルに泊まった場合は
朝ごはんをしっかり食べ、お昼ご飯用にサンドイッチも作って、
夜食で夕ご飯と、宿泊料の高い分の元をめいいっぱい取ります(笑)
アルタはノルウェーの北側のフィンマルク地方の玄関口で
岩絵で有名なアルタ博物館があります。
石器時代に書かれた岩壁画が博物館の庭に点在、案内板を見ながら
周るのですが、平気で2番から6番まで1000mとか、
7番から14番まで700mというように書いてあり、全部見てまわると、
2kmくらい歩くことになります。
とても雰囲気の良い博物館でした。
アルタにのんびり2泊して、
バスで先日来た道を通って、またハンメルフェストへ戻ります。
以前書いたように、アルタ~トロムソ間は雪崩のため通行止めに
なってしまったのですが、まだ復旧出来ていないという事で、
北側の大切な足、ヒッテルータ3回目の乗船です(笑)
もうヒッテルータのエキスパートになれそうです。
そして、あの初めて真夜中の太陽を見た日から、
毎晩、毎晩、真夜中の太陽を見続けています。
良いのかしら?
何度見ても良いものです。真夜中の太陽。

アルタの岩絵
文字が分かりやすい様に色が付けられています。
出来たばかりの新しい博物館。
研修中のお姉さんと一緒に岩絵を見て回りました。
つづく。