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ノルウェーの旅⑭プレーケストーレン

ベルゲンはもう何度も訪れている慣れ親しんだ町です。

ノルウェー第2の都市で、1年のうち、360日は雨と言われるくらい

雨の多い町なのですが、

私は毎回快晴のベルゲンしか知りません。

久しぶりに見る都会の雰囲気に心が躍ります。

大自然の中をずーっと旅してきたので、人が多いことや、

建物だらけな事も少しびっくりしてしまいます。

ベルゲンで小休止して、いよいよ最後の目的地。


スタバンゲルはプレーケストーレンという断崖絶壁の崖が有名。

ここを目指して。


ベルゲンを10:00に出発、スタヴァンゲルに15:40着。

ユースホステルは町中に無く、バスに乗って、ユースホステルへ。

土曜日でしたので、なんとかバスも運行していて、最終バスに乗れました。


スタヴァンゲルからプレーケストーレンへはフェリーに乗って

行かなければなりません。

運悪く、2日続けて祝日というこの日

泊まったユースホステルから、このフェリー乗り場までのバスは

もちろん運休でした。

どうするの?

とフロントで尋ねると、

30分位だから歩いてみたら?と言われて、そのくらいなら。。。と

歩いてみたのですが、どうも道を間違えたよう。

車はビュンビュン走っているし、時々危ない!という感じにクラクションを

鳴らされても、もうどうやって行ったらよいのか分からず、

フェリーにももう間に合いそうにない。。。

と思っている時に、パトカーが止まりました。

「ハイウェーは歩いちゃダメだよー」と注意を受けてしまいました。

しまった、どうりで車のスピードが速かったと思いました(笑)

しかし、親切なおまわりさんのお陰で、パトカーに乗せてもらって

フェリー乗り場まで連れて行ってもらえ、

あきらめかけていたフェリーに無事間に合いました。

フェリーは8:20発。8:18に到着。。。

フェリーで、タウまで、そこからバスでプレーケストーレンの入口まで

ここからは歩きです。


思っていた以上に厳しい道でした。

のっけからかなりの坂道が続き、岩場があったり、

生憎の小雨の降る中だったので、岩場も滑りやすく、

慎重に進みます。

大きな岩場をよじ登ったり、沼地の様なところを歩いたり、

すぐ横が崖っぷちの細い道を進んだり、

柵もありません。岩に張られたロープを辛うじて掴みながら

通ります。

目の前を歩いている人がいたから、なんとか迷わず行けましたが

一人だったら、たどり着けてなかったかもしれません。

1時間半ほどで、崖の上に到着。

2時間強かかると書いてあったので、結構頑張ったようです。

ここは自殺の名所で、未だに年に何人かの人が亡くなっているそうです。

604mの崖がフィヨルドの上に垂直につきだしているのが特徴で、

肝試しの様に、ぎりぎり縁まで近づけるかが勇気の証しです。

スゴイ怖いです。

私は途中から匍匐前進で進んで縁まで行きました(笑)

縁には柵なども無く、かろうじて、釘みたいに鉄の棒が

1本刺さっているだけなので、

この棒をしっかり握りしめて、崖の縁から下をのぞき込みますと、

この崖の下はリーセフィヨルドです。

この体験も一生に一度の体験ですね(笑)


知らない方に写真を撮ってもらったのですが、

最高に縁まで行けたと思って撮ってもらった写真も、

全然近づけていなかったのが、後から見て残念でした。


3個目の大イベントを終え、とりあえず、やりたい事はやったし、

見たいものは見た。


満足。



プレーケストーレンで記念撮影

ノルウェーの旅⑭プレーケストーレン_a0292194_0264039.jpg


立ち上がるのはこの位置が精一杯です(笑)


この日でノルウェーの旅を始めて、30日

これから、オスロへ向かいます。


次回でノルウェーの旅は最終回です。
by solaogplanta | 2016-03-21 00:06 | ノルウェー

お店のお庭で育てているハーブやお花についてや家庭菜園のことなど


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