宿根草は あんまり手をかけない。
2016年 06月 04日
本当のことを言いますと、私は植えつけた時に一応水をやるくらいで
後は一切やりません。
半分くらいは その植え付け直後の水やりも面倒で
やらないこともあります。
根付かないうちから、水をやらないので、当然こうなります。

私の植えつけた苗の、1年目はみんなこんな感じになってます(笑)
私があんまり水をやらないので、
気を使って、家族の者が1,2回思いたってやってくれることも
あるのですが、家族の者も、みんな春は忙しいので、あまりフォローは
望めません。
葉っぱが汚くなって、枯れかけたり、
時には全部茶色く枯れちゃったり、
もちろん花なんか、1年目に咲きません。
はなから、今年花をたくさん見るために植えているわけではありませんので。
地上部があんまり育ちませんので、立派な花たちに埋もれてしまい、
植えたことも忘れてしまうほどなのですが。。。
冬を越して、翌年、いつも見事に根付いていて、元気に出てきます。
そうして、本当は追肥もなにもしません。
もちろん、お庭の花には当然水やりもしません。
3年目以降になると、ぐっと株が大きくなって、花付きがよくなります。
2年目のセントーレアはこうなります。

私のやり方はちょっとやりすぎですから、あんまり真似はしない方が
良いと思いますが(笑)
お庭に植える場合はあんまり手をかけてあげない方が
早くその環境に慣れて、たくましく育つような気がします。
庭に植えて、あんまり水ばっかりやっていますと、根が張らないと思います。
だって、そんなに頑張って根を張らなくても、水がもらえるならいいじゃない?
あんまり肥料ばかりやっていますと、かえって虫も病気も付きやすくなります。
お客様が宿根草の苗を手に「これはこれからたくさんお花が咲くんですか?」
と、聞かれましたら、
宿根草は今年お花を見るために植えるわけではないです。
来年のために植えるんです。と言うのですが。。。
(全然答えになっていませんけど(笑)たくさん咲くかもしれませんし、
1つも咲かないかもしれません。それはポットの中で付いた花芽に
よってですので、花が咲くのは重要ではないです)
宿根草の苗のお仕事はまず根付くことです。
しっかり根を張って、その環境に慣れることです。
そのためには地上部の綺麗さは2の次で良いと思います。
根付くために、葉が黄色くなったり、茶色くなったりしますけど
それも養分になったりしますので、
そこらへんも、あんまりすぐに切ったり、むしったりしないで
少し落ち着いて見守っていてもいいのかなと思います。
なるべく自然に。
あんまりお節介しないで、植物たちが好きなように、それぞれのリズムで
生きていけるように。。。
一応心がけていることです(笑)
。