秋のバラと剪定について
2016年 09月 22日
これぞ、北海道の秋という感じ!
お店のバラもきれいに咲いています。
王妃マリーアントワネット
ノヴァーリス
ウェディングベルズ
レッドクィーン
プリンセスドゥモナコ
楽しい季節になってまいりました(笑)
やっぱりバラっていいですよねー。
この時期本当によく聞かれることなのですが、
バラの強剪定は函館の場合、しない方が良いと思います。
テレビでも、バラの本にも、ネットを見ても、
秋に強剪定をすると書かれていますので、したくなる気持ちも分かりますが(汗)
うちの店に、春先にバラが死んでしまったと相談に来られるお客様の大半が
秋に強剪定をしています。
ただ、バラ栽培は100人いれば100通りのやり方があり、
試行錯誤の上で皆様独自のベストな方法をあみだして栽培されるとよいのではないか
と思います。
私はもう何度も何度もブログでも書き、お店で聞かれれば答えておりますが、
私は夏に強剪定をしています。
自分の育てているバラもそうですし、お店のポットに入ったバラも基本的にはそうです。
ただし、お店のポットに入ったバラは1年目にはそんなに伸びませんので、
あまり切ることはなかった場合は一冬超えて、春先に伸びたシュートを切りますが。
夏前、お花が咲き終わった頃に強剪定をして、緩効性の肥料をやります。
秋には花が咲き終わった後に軽く剪定するくらいで、強剪定は全くしません。
冬には植えているバラも、ポットに入ったバラも、すべて何もしないでそのまま
冬越しをさせます。そのため、寒さで枯れこむことなどがありますので、
なるべく地上部を残しておきたいからです。
夏に強剪定をしてますので、新しいシュートや葉も伸びています。
冬を超えた後、春4月の初旬くらいに、傷んだ枝や伸びているシュートを選定して
形を整えます。
それから春の肥料を与えています。
うちのバラはだいたいこんな感じで栽培しています。
もしかしたら品種にもよることがあるかもしれませんし、
環境によってもそれぞれのベストなやり方があるかもしれません。
函館の方はほぼやらないと思いますが冬囲いをする方は短く剪定しても
大丈夫かもしれませんし、
色々かと思います。
また、お店によってもアドバイスは変わると思います。
信頼できると思うやり方を見つけたら、1度やってみて、ご自分に合うやり方かどうか
試してみるというのは結構良いやり方かもしれません。
色々な人から、様々な情報を集めまくって、バラバラなやり方をしてしまいますと、
結局バランスが悪くなってしまいますので、
(なんていうんでしょう、真逆なことをやることになってしまったりすることも)
私も試行錯誤しながら、今のやり方に落ち着きました(笑)
ですが、もちろんこれからだって変化していくかもしれません。
気候も毎年変わりますしね。
その年の生育具合によってなど、様々なことを見つつということにもなるかと思いますが、
基本的にはこんな感じでやっています。
・