切り戻しのタイミング
2017年 07月 26日
と、よく聞かれます。
これは ぜひ失敗の経験を重ねて、このタイミングなのか。
という自分なりの落としどころを見つけて頂きたいと思います(笑)
なぜかというと、切り戻しのタイミングは 皆さんが見ている外側の部分は
まだ十分きれいに見えている時だからです。
こちらのペチュニア、わーっと広がってお花もいっぱい咲いています。
たいがいお花の事をしらないお客様はこういう苗を買います。
私的にはもうこれは限界かな。。。と思いまして、
切り戻しをしました。
切り戻しについては過去のブログで何度もお話していますので割愛。
(さかのぼって、見てみて下さい)
外側は同じように見えても、切り戻しをかけてみますと、
内側の状態はそれぞれ違います。
結構、内側が蒸れてしまっている株。今時期は暑さで、乾かすと内側の葉も枯れます。
葉っぱが枯れてしまったものが多いので、全体的に葉が少なくなってます。
もう、これは切ってよかったです。
結構限界ギリギリでした。
こちらの株はまだ葉がたくさん。
まだ全体的に余力があって、もう少しお花を咲かせて楽しんでも良かったかもしれません。
ですが、暑さが2,3日続いて、1度でも乾かしてしまえば
あっという間に状態は変わります。
切り戻しのタイミングで、復活までの時間も変わります。
切り戻した株が 葉がたくさん残って青々している状態でしたら、2週間くらいで
また蕾があがってきます。
葉が少ないほど、やはり1ヵ月から1ヵ月半と時間がかかってくる気がします。
例えばこのように
切ってみたら、茎が全部茶色で、葉が全然なかったです。という場合は
これは切り戻しのタイミングが遅すぎました。
奇跡的に、復活できるかもしれませんが、こういう感じだと、ほぼ難しいです。
外側の茎がデロンとなって、葉の黄色いのが目だったり、見える部分の葉が茶色く枯れて
となってからではおそらく内側の茎も枯れてしまっている場合が多いです。
そして、真夏は液肥を1週間に1度与え、一生懸命世話していても、
真夏日みたいな日が3,4日続けば、たいがいペチュニアなんかはすぐに状態が悪くなって
しまいます。
私の様に四六時中付きっきりで、1日5回水やりしててもです(笑)
ですから、決して、育て方が悪かったとか、日当たりの良し悪しとかではなく、
真夏はそういうものですので、
お花がもったいないなどと言わずに、早めに切り戻しをして、
出来たら、緩効性肥料をやり、日差しの強すぎない場所に置いて、
1週間に1度くらい液肥を与えながら養生しておけば、また、何週間後には
こんもりしてきれいなお花を楽しめると思います。
夏の水やりも少しは楽になりますし(笑)
ちょっと前に3回目の切り戻しをかけたペチュニア。
新芽も出てきて
蕾も上がってきました。
何鉢か用意して、ローテーションで切り戻しをかけながら咲かせていると、
玄関前もお花を絶やさずにすみます。
しかし、切れない気持ちも分かります。
このカリブラコアの鉢植え、内側は絶対もうヤバイ状況だと思うのですが、
花の少ないこの季節、お客様が「わー!ステキ!」と言って下さいますと、
私も中々切れなくなってしまいます(汗)
反対にこのマーガレットとオステオスペルマムの寄せ植え、
両方夏に弱いお花なのですが、まだ咲いています。
春から5回くらい切り戻しをしながら、まだ育てています。
何度も、解体しようかと思うのですが、切ると、すぐに蕾があがってくるので、
私も付き合い続けています。
まだ、頑張るのかな。。。。?
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