1年の寄せ植え計画
2017年 04月 04日
私は4月の上旬に春の寄せ植えを作ります。
この寄せ植えが丁度良くなるのがゴールデンウィークくらいです。
それぞれのお花がしっかり根付いて、広がって、まじりあってお花が盛りになります。
6月上~中旬くらいまで楽しめます。

(ローダンセマム・オステオスペルマム・クレマチス・ヘリクリサム)

(ローダンセマム・ネメシア・ミニバラ・オレガノ・ビオラ)

(ダブルオステオスペルマム・マーガレット・クローバー・シルバータイム・ビオラ)
*細かい品種名は省略
ローダンセマムや、オステオスペルマム、マーガレットを使った寄せ植えを作りたい方は
この時期に作ります。
お花には旬がありますので、どうしても時期によって入荷する種類が変わります。
4月下旬~5月上旬にかけてはペチュニアやカリブラコア、バーベナなどの
一株で大きく広がるお花が入荷します。
私は5月の上旬にこのペチュニア系でも寄せ植えを作ります。
こんもり広がるまで、1ヵ月ちょっとくらいかかります。
丁度、春のお花のピークが過ぎた頃に良くなりますので、
入れ替えで、6月~7月頃に玄関先で楽しめます。
夏になったら、どんなお花も一度暑さで弱ってしまいますので、切り戻しをかけます。
そうして休ませておきますと、秋にはまた復活します。

(サフィニアフリル1株・ペチュニア2株)

(サフィニアフリル2株・バーベナ2株)

(サフィニアフリル2株・カリブラコア1株)
同じサフィニアフリルを使っていても、合わせるお花によって、雰囲気も変わります。
私は夏は休みたい方ですが、この時期も何か飾りたい方は
ナンバンや、日日草、サンパチェンス、マリーゴールドや、ベコニアなど
暑さにも強いお花を植えると良いと思います。
また、ハーブ類もおススメです。
特に夏から良くなる、セージ類。
チェリーセージ、メドーセージ、ボックセージや、ゲンチアナセージなどは
5月に鉢植えにしても花壇に植えても、秋遅くまで楽しめます。

(ホーリーバジル・チェリーセージ・ヘリオトロープ 各1株ずつ)
ハーブだけの寄せ植えも地味ですが、夏にはかえってこれくらいがスッキリします。
バジルもセージも夏の暑さに強いので、水やりだけで全然大丈夫です。

(メドーセージ1株)

(チェリーセージ1株)
この2つは大きな鉢に1株で十分大きくなります。5月~6月くらいに秋用に1鉢作って
おきますと、絶対後悔しません(笑)
1鉢で秋までずーっとというのはちょっと厳しいです。
私は3~4パターンくらいを時期に合わせて作って、切り戻ししたり、
解体して寄せ植えを作り直したりして飾っています。
1年中お花を楽しみたい方へ
私なりにお花の寄せ植え計画を考えてみました。
①4月の上旬に早春のお花で寄せ植え(4月中は出したり仕舞ったり)→
5月~6月に楽しむ→花が終わったら解体→秋にも咲くお花は花壇や、1鉢ずつ植え替えして、
切り戻し→秋にまた開花(マーガレットやローダンセマム)
②4月中旬に寒さに強いビオラやパンジーを寄せ植え(そのまま外に出せます)
→6月上旬頃まで楽しめる
*出したり仕舞ったりができない方は4月中旬頃からスタートすると楽です。
③5月上旬~中旬にペチュニア系で寄せ植え→6月中旬~7月にかけて楽しむ
→7月下旬~8月は短く切り戻しをして休ませる→9月~11月まで楽しめる
④5月~6月にチェリーセージやメドーセージを大きな鉢に直接1株植える→成長しながら
お花を楽しむ→秋には鉢いっぱいに広がる→霜が降りるまで楽しめる
⑤6月にハーブの寄せ植えや、暑さに強いサンパチェンスや、日日草の寄せ植えを作る
→秋頃まで(長いものは霜が降りる頃まで)楽しめる
作った寄せ植えがダメになる前(半月~1ヵ月前)に新しい寄せ植えを作っておくと、
ダメになった時に丁度次のが完成していますし、お花の苗も揃っていて作りやすいです。
どのタイミングで寄せ植えを作ったらいいのか分からないと、いう方が多いです。
そして、お花がダメになってから次のお花を買いに来られる方も多い。
タイミングがちょっとずれていると、6月にマーガレットや、オステオスペルマムみたいな
お花を探していたり、8月に全部お花がダメになったので、寄せ植え用のお花はないかと
聞かれたりします。
お花には季節や旬がありますので、どんなお花が、どの時期に出回るのか分かってくると
上手に素敵なお花を良いタイミングで購入することが出来るようになります。
常連のお客様方は毎年毎年、私に言われているかもしれませんけどね(笑)
この季節になりますと1年前の入荷情報のブログを見返して、入荷時期の目安を付けている
という方や、売り切れて昨年買えなかったからという事で、今年はこのお花が入荷するのか?
プリントアウトして聞きに来る方もいらっしゃいます。ありがとうございます。
こうやって、真剣に受け止めて下さる方がいらっしゃるので、
私のブログは長文になっていくのですけれど。。。(笑)
毎年同じお花ばかり仕入れているわけではありませんので、何とも言えないのですが、
なるべく分かっていることについてはお答えするようにしています。
ぜひぜひ、寄せ植え作り、楽しんでみて下さいませ。
次回、寄せ植えの作り方のポイントについてもブログにまとめてみたいと思います。
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