当店のバラ苗について
2017年 04月 24日
いつもバラ苗を購入されている方へ。
イングリッシュローズと、フレンチローズは ちょっとまだ寒いので、ハウスで管理して
いますため、ゴールデンウィークあけくらいからお越しくださいませ。
京成バラ園芸のバラ(H・T、F・L、ツル)は すでに戸外で慣らしを終えていますので、
いつでもお好きな時にお越しください。。
薬用バラ系はGW頃からお越しください。
初めての方へ。
当店ではたくさんの種類は入荷しません。
もし、欲しいバラが決まっていて、そのバラをお探しなら、当店には無いと思います。
バラの品種は何万種類もあり、更に毎年100種類くらいの新品種が発売されているそうです。
小さな店で、一人で苗の水やりと世話をしておりますため、
とても、品揃えに力を入れることは出来ません(涙)
それでも当店のお客様にもバラを植えて楽しんで頂きたいと思いますので、
毎年、少しずつ仕入れています。
当店では祖父の代から、京成バラ園芸さんから直接苗を仕入れております。
バラ苗の世話にかかりきりになるわけにはいきませんので、
とにかく丈夫で、病気になりにくく、寒さに強いドイツ系のバラを中心に営業の方と
相談して、H・T(大輪四季咲き系)と、F・L(中輪四季咲き系)と、つるバラの
3種類を毎年品種を少しずつ変えながら20種類ほど仕入れています。
大苗が販売されるのは秋ですが、北海道では秋遅くにバラを植えるのはリスクが高いです。
根付く前に寒さが来ると、傷んでしまうため、
京成バラ園芸さんには この大苗を新芽が伸びないように冷蔵庫で保管してもらって、
4月に函館に送ってもらっています。
その苗を当店で、ポットに植え替えて、戸外の寒さに慣らし、函館の気温で新芽が
伸びるようにしてから販売しています。
本州では春に新苗が販売される時期に、1年多く育った大苗を植えることを出来ます。
そのため、春に購入した苗を植えて、もう7月にはお花を楽しむことが出来るわけです。
本州の感覚で、新苗を春に購入されても、北海道では少し厳しいかもしれません。
もし、新苗を買われた場合は(当店では販売しませんが)すぐにお庭に植えずに、
鉢植えにして、その年の冬は室内で冬越しさせ、翌年の春にお庭に植えると、
当店と同じ条件になるかと思います。
また、大苗を秋に購入された方は、やはりポットのまま、室内で冬越しさせて、
翌年の春に植えることになりますので、冬場の管理が少し面倒になります。
イングリッシュローズも15種類ほど入荷します。
イングリッシュローズは 大輪で、四季咲きで、たくさん花が咲き、香りが良い、
そして丈夫。という良いとこどりのバラです。
初めて、イングリッシュローズを自分で育てて、バラってこんなに簡単だったんだ。と
驚きました。それまで、とってもバラなんてお世話できないと思っていました(笑)
ですが、なんとも簡単に、ほったらかしでも、1年中お花が楽しめて、
香りのよいお花をシーズン中は切り花にしてと。。。
このイングリッシュローズに出会ってから、すっかりバラの虜になってしまいました。
ですから、バラを育てたことがないという方にこそ、イングリッシュローズを
おススメしています。(お値段は高いですが(笑))
数年前まではこちらもデビットオースチンの日本支店から直接購入していたのですが、
小売店への直接販売が無くなってしまい、今はつてを頼りに何とか苗を仕入れている状況です。
こちらも、大苗が3月の末頃入荷して、当店でポットに植え替え、
イングリッシュローズは初めの年は若干寒さに弱い品種もありますので、ハウスで養生して、
5月くらいからお客様には販売するようにしております。
フレンチローズ(デルバール社)は京阪園芸さんから、ほんの数種類仕入れています。
フレンチローズも個人的に大好きです。イングリッシュローズに特徴はとても似ていますが、
よりお花が女性的で優雅ですし香りも素晴らしいです。
こちらも大苗を春に送って頂いて、こちらでポットに植え替え、新芽の具合を見て
時期に合わせて販売しています。
オールドローズは品種が多すぎて、とても対応できませんので、ほんの数種類のみ
仕入れています。有名なポールズヒマラヤンムスクとか、マダムアルディとか。
毎年あるわけでもなく、気が向いたらという感じです。
オールドローズの薬用バラは毎年入荷します。(ハーブの専門店ですのでね(笑))
薬用バラの代表、ガリカローズのシャルルドミルは京成バラ園芸さんにお願いして
作ってもらっております。こちらも、春に苗が届きますので、当店でポットに植え替え
函館の気候に合わせて、新芽を出させてから販売しています。
オールドローズですから、一季咲きで、7月頃に一斉にお花が咲きますので、
そのお花を収穫して、ハーブティーにしたり、バラジャムを作ります。
ローズヒップのバラ、ロサカニナはハーブの生産者さんと、バラの生産者さんから届きます。
小さめの苗と、大きな苗の2種類あります。
ローズヒップは野いばらみたいなバラでツルバラです。
丈夫ですので、小さな苗でも十分育てることが出来ますし、早く大きくしたい方は
大きな苗を選ばれると良いです。
こちらも春に一重のお花が咲いた後、ローズヒップが出来、秋遅くに赤くなりましたら
収穫します。
当店で販売するバラ苗はこのような感じです。
4月中旬くらいから販売&お引渡しをしています。
慣らしをしながら販売していますので、見やすい様に店頭には並んでいません。
置いてある場所もハウスだったり、裏の庭だったり様々です。
そのため、お客様方は入荷したバラの写真と説明が書かれたリストを店内で見て頂いて、
欲しいバラのご相談などにのりながら品種を選んで頂いています。
だいたいのご希望の品種を選んでから、ご案内しますので、一緒に苗を見て頂いて
最終的にバラ苗を決めるという流れです。
一番初めに言いましたように、そんなに選べるほどの品数ではありません(汗)
大輪のピンクは何があるの?とか、イングリッシュローズでどれがおススメ?とか、
白のつるバラが欲しいんですけど。。。という感じです(汗)
欲しいバラがある場合は名前を言って頂ければ ある、無い、はすぐにお答えします。
リストを見るまでもないです(笑)
ですから、ほとんど常連様と、常連様の口コミ、そして、ブログを読んだ方が
購入されています。
毎年1本、2本と少しずつバラを増やされている方、当店でお花を買っていた方が
今年初めてバラに挑戦されるといった場合や、常連様のご紹介でご来店下さった方、
祖父の代からという方もいらっしゃいますし、お母さまが当店でバラを購入していたから
という長いお付き合いの方も多いです。
最近は ブログを見て、相談して買いたいから。という新規の方もやはり多いでしょうか?
色々見てみて、何か良いのがあったら買うかもしれけど。。。という方の場合、
7月頃のバラのお花が咲く時期にお越しいただければ、お花を見ながら好きな株を
見ることが出来ると思います。
バラの入荷リストはカタログなどをコピーして、切り張りして、毎年手作りしています(笑)


超アナログ。(やっと今日完成)
いつも思うのですが、こういうことに細々時間をかけていますため、
当店は効率が非常に悪いです。
このような店ですが、もしよかったら、バラ苗の事ご相談ください。
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